フリーエンジニアになる魅力としてよく掲げられるのが、「働きたいだけ働いて稼げる」という点です。確かに体力も気力も充実している時期に、大量の仕事を請け負ってこなすことで、年収が飛躍的に高まるというのは優れたメリットでしょう。それだけ仕事も数も多いのでトレンドに合っているスキルを身につけていれば引く手あまたになることができます。
しかし、稼ぎたいという気持ちを優先してフリーエンジニアになってしまうと将来性を失ってしまいやすいというデメリットもあるのです。効率的に稼ぐためには自分が得意とする分野の仕事を選んで獲得することが重要になります。結果として新しい仕事に携わっても、仕事を通して自分のスキルを拡張していくことが難しく、ただ応用の幅を広げながら経験を積むだけに留まってしまうことが多いのです。そのため、数年が経過して新しい潮流が生まれてくると携われる仕事が減ってしまったり、報酬が減ってしまったりすることがよくあります。
将来性を常に意識して働き方を考えておかないと、あくまで短期間でしか稼げないエンジニアとして終わってしまうリスクがあります。今の能力を生かすという視点を持つのも大切ですが、新しい仕事を請け負うときにはそれを通して自分の新しい可能性を見出せるようにするという視点も持つことが大切です。それによって新たなスキルを高めながら稼いでいくことができれば、より長期的に稼げるフリーエンジニアになれます。
フリーエンジニアの仕事は、自身が獲得した顧客からの依頼を受けて業務を委託され、完成品を納期までに納品することです。そしてフリーランスには、常駐型フリーランス・在宅フリーランスと、働き方のスタイルに種類があります。常駐型の方が人脈を築きやすく、一方で在宅の方は人間関係トラブルが起きにくい、などそれぞれにメリット・デメリットがあるのも確かです。そういった、フリーランス業務の基礎的な部分については【今さら聞けない?フリーランスの働き方講座】にわかりやすく書いてあったので、ぜひ参考にしてみてください。
その中で、顧客からも満足してもらい、「また利用したい」と思ってもらうためには、ただ闇雲に仕事を受けているだけでは十分ではありません。
自分の能力不足で顧客の満足を獲得できないことはしばしばあります。確かな活躍場面となるのは顧客のニーズに対して、適したエンジニアとしての能力や現場経験などを有している場合であり、そのミスマッチが起こってしまうと多かれ少なかれ顧客から不満を抱かれてしまいやすくなります。
そうした背景から、フリーエンジニアとして活躍を重ねて信頼を獲得していくために重要なのはマッチングが適切に行われていることに他なりません。任される仕事に対して適切な能力を持っていることを確認した上で請け負うという働き方が肝心になります。
そのためには自分の能力を正しく理解して、それに見合った仕事を紹介してくれるエージェントを味方につけることが重要になるでしょう。一方で仕事を探すのはフリーエンジニアにとって大きな課題の一つですが、そこに力を注ぎすぎてしまうと本業が破綻してしまいかねません。しかし、疎かにしてしまうとマッチングが行われなくなるというリスクがあります。
その点で優れているのがエージェントを利用する働き方であり、自分の能力を正しく理解してくれるエージェントに出会うことができれば長く活躍を続けられるでしょう。